超高齢化になっている現代において、終末期ケア専門士って聞いたことありませんか?
今回は終末期ケア専門士について解説して、終末期を迎える方にどのようなケアが必要なのかを知っておくことで、今後高齢者と関わる機会が出た時に、適切なケアを行うことが出来るようになると思います。
超高齢化社会の現代において持っておいて損はないことを言うまでもありませんよね?
目次
終末期とはなにか
まずは終末期とはどういったことなのかを説明していきます。ここを理解しておかなければ、ふわふわとして情報しか理解できていないなどとっても基本的なことになります。
終末期ケアはターミナルケア、ホスピタルケアなど様々な言い方をすること
がありますが、すべて終末期ケアを指す言葉って知っていましたか?
終末期とは、一般に認知症、ALSなどの難病の進行によって、医師が医学の治療や延命
をすることが不可能になった状態で、余命数カ月程度と推定される時期をいいます。
この医師から余命数カ月程度というのが、終末期ケアを始めていく最初のステップ
になります。
高齢者の終末期の種類
高齢者の終末期には種類があることを知っているでしょうか?
「認知症・老衰」「癌(がん)」「臓器障害」が代表的な3つになります。
その3つについて詳しく説明していきます。
認知症・老衰
長年、少しずつ機能の低下していくことが特徴になります。
高齢者施設では、認知症だけの単体ではなくなることは少ないですが、年を取ることで
少しずつ機能が低下する老衰が主になっています。
食事量が減ったり、体重の減少し動きがおぼつかない、寝る時間が増えてくるなどが
最初に出てきます。
癌(がん)
高齢者だけではありませんが、ガンの進行によっては、終末期を迎えられる高齢者の方
もおられます。
高齢者は進行がゆっくりの場合が多いですが、『高齢だから治療はしない』ケースは
多くみられています。その為、医師、看護師、介護士は進行の状態を管理していきながら、
その人に対して、どのような終末期ケアを行っていかなければならないかを考えなければなりません。
臓器障害
慢性的疾患を持っている人は、体調の悪化したり、回復したり繰り返しながら
徐々に弱っていきます。
感染症によって悪化することが多く、合併症などで回復が遅くなったり、全人状態
が悪くなっていき、回復が追い付かずなくなってしまうケースもあります。
終末期ケア専門士はどんなことをするのか
『臨床ケアの知識』と『臨床ケアの倫理』を持ち合わせた臨床ケアにおいての
スペシャリストのことです。
日本終末期ケア協会が認定している資格になります。
終末期のケアについて基礎を学び、利用者のニーズを引き出し、より個別性のケアを
実践することに繋がります。
より専門性を高めたい方にはオススメで終末期ケア専門士→終末期上級専門士→
JTCAアドバンスインストラクターになることができ、ステップアップ方式!
資格をとるメリット
終末期ケア専門士になるには
終末期ケア専門士になるには、試験に合格しなければなりません。
試験会場は日本260か所でテストセンターで受験可能なパソコン受験になります。
洗濯しのボタンをマウスでクリックする方式を採用しています。
受験料:10000円
試験時間:90分
出題範囲:株式会社アカツキより販売→終末期ケア専門士公式テキストはこちら
出題数:90問
合格率:2020年11月13日~19日施行分 65.6%
結果通知:12月下旬に投函予定
試験対策について
出題範囲はアカツキから販売されている『終末期ケア専門士公式テキスト』と時事問題です。
出来て間もない資格で2020年が初めて1回目の試験が行われました。その為、過去問も参考書も
更新についての詳細
【更新期間】 3年ごとの更新
【更新費】 5000円
【更新に必要な単位】 60単位
【単位取得方法】
①資格認定登録者のみが利用することができる協会専用の動画配信システムて取得(有料)月額500円
②eランニングの講座の受講での取得
※動画配信システムの内容は動画視聴(2単位)・WEBセミナー(4単位)
・WEBカンファレンスへの参加(6単位)などがある
受験資格
経験年数2年以上でなれる方
介護支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士、
介護福祉士(介護士と介護福祉士は実務経験が3年以上あれば受験可能)
経験年数3年以上
まとめ
様々ある資格で高齢社会で『死』に対して、さまざまな価値観を望むことが出来るようになり
様々な知識を求められてきます。
その中でも終末期は避けては通れない項目になっていくと思います。
そして、介護に従事する者として、学んでおいて損はないものだと思います。
介護士は、自らが行っていなくても、『死』対してより敏感になっている職種と言えます。
利用者が亡くなった時に、『あれをしていれば』『これをしてあげれば』と思うことも多い
と思います。
そういうことを少しでも少なくする為にどうしればいいかを知る機会にもなると思います。
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