服薬介助を行っていると服薬ミスをしてしまう職員がいます。私たちも人間なのでミスをしてしまうことがあるのは仕方がないとは言えません。人の命を預かっています。それは紛れもない事実です。ですので、できる限り0にしたいと思うのは当たり前のことです。ですが、年に数回ある服薬ミスをどのように減らせれるか、どうすれば間違ったことをいち早く気が付けるのかなどの取り組み方はどのようにすればよいでしょう。
目次
薬の誤薬はどうすればいいの?
薬の誤薬は、大きい施設でも小さい施設でも年に数回あることがあります。それが多いと思うか、少ないと思うかでも大きく変わってきますが、基本的には、誤薬ほど危険なことはありません。血圧や、糖尿の薬など、さまざまな薬があります。私が知る限り、誤薬で亡った方、意識を喪失してしまった方も、泡を吹いている方もいます。ご家族様から訴えられかけたこともあります。私自身は誤薬ミスはないですが、それには、理由があります。
ダブルチェックよりもトリプルチェックをいやいやもっと!
ダブルチェックを行っている施設は多いですが、トリプルチェックをしている施設は多くはありません。トリプルチェックの内容は、まず
①配る前に自らチェックを行う。
②自分とは違う人に確認を行ってもらう。
③本人に確認をしてもらう為、名前を言ってもらう(介助者が言う)
④その後もう一度自らチェックをする
『こんなにしなくても大丈夫でしょう』と思われるかもしれませんが、10年近く介護を行っていて③までしている職員でも、誤薬ミスはあります。④までしても本人の体調でいつもはしないこともしてしまうことがあります。ですが、介護施設全職員が行うことで年に数回あった誤薬が、年に1回にかわるかもしれません。実際に私が行っている①~④を全員に統一することで、2か月に一度あった服薬ミスが年に2件、他の年では、1件に減少しています。4回確認する時間が取れないことはないでしょう。誤薬ミスを起こって報告書の記入、家族連絡、病院の搬送時間、付き添い時間を考えれば、たった数秒確認に使う方が逆に時間の軽減になりますし、自らの精神的負担もなくります。
どうやって徹底させればいいの?
徹底させるためには、まずは、フロアごとに行うようにしましょう。1階なら1階で統一ができるようになってから次の階を行っていく方法が統一を行うのひ適していると言えます。急に大きく全部を行うことは出来たとしても長期になるか、徹底出来ていない職員が必ず出てきます。そうならないようにフロアごとで行うことで実績が出来ますので、他の階に導入する時にスムーズに行うことができます。
また、他の階の役職者へ伝える時にも、平社員でも実績がある分、言いやすいメリットもあります。
そうしたことから、まずは、自らの階、そして、会議などで提案して、全フロアの順番で行うことが近道と言えるでしょう。
平社員で自らの階でもどうやって導入すれば…
とても簡単です。それは、服薬ミスがあった際に、すぐに上司へ言いに行けばいいのです。このサイトを見せてもいいですし、他のサイトを見せても構いません。まずは、上司へ伝えることでが大切です。上司も、服薬ミスは胃が痛くなる思いです。自らの責任にもなりますし、施設長などに苦言を言われることもあります。そういった時こそ、伝えることでスムーズに導入の検討に入ることが可能になってきます。
方法は一つではない
この方法は一例にしか過ぎません。他にいい方法があるかもしれませんし、施設によって合う合わないが出てきます。それは、どのサイトでも言えることです。まずは試してみることで、次に繋がるかもしれません。私はこの方法で減らすことが出来ましたが、あなははどうしますか?一度考えてみてもいいと思いますよ。
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