利用者さんが夜間に不穏の時どんな方法で対応すればいいのか
わからないことがあるんです。
そうね…利用者さんの状態によって変化するけれど
やっぱり不安なことがあるからではないかしら!
不安ですか…利用者様がどんなことで不安になるか
教えて下さい!
目次
夜間帯の利用者の不穏をはこうやって取り除く
不穏の原因となることは大きく分けて3つあります。その3つのことを理解することで利用者が抱える問題に気付
くことが出来ます。そしてその大きな理由を3つ理解することで利用者の行動、言葉、心理が分かるようになりま
す。
そして利用者が抱えることを理解し、取り除くことが出来れば、不安の軽減に繋がり夜間の睡眠に繋げることがで
きます。
① 何らかの理由が利用者を動かす。
不穏になることで一番多いのが、なんらかの理由で動かれる。例えば『家に帰って旦那の世話、子供の世話をし
ないといけない』などの理由で不安になり、不穏に繋がることがあります。長い間行ってきたことが習慣化してい
るので、そのことを気にされることが多く、特に女性の利用者に多いです。男性の場合は『仕事』と言われること
が多いです。
利用者にとっては大事な理由
どんな理由であったとしても、その理由は利用者にとっては大切な理由になります。ですので、その内容を否定し
したりすることで、急に現れた人がなにを言ってると思われても仕方がありません。そうならないようにまずは、
利用者の話をしっかりと聞いてから言葉を伝えるようにしましょう。
そして、話をする時には利用者の目を見て話をすることが大切です。ですがイライラしてしまうとその人の目
を見れなくなります。見たとしても知らず知らずのうちに睨んでしまうこともあります。そういった方には、目を
合わせるのではなく、目と目の間を見たりすることをお勧めします。
そして話す内容は、なんでも構いません。なんでもいいですが、不安と思っていることについて話をして家族のこ
とでしたら、自らの家族の話をするなど少しずつ話をずらしていくことで、不安の内容を忘れるように支援してい
きましょう。
② 病気による不安
夜間せん妄、不安症などの病気が原因で不安になることがあります。せん妄や幻聴などは実際私たちには聞こえることは
ないので、『そんなの聞こえない』『そんな人、モノ、動物はいない』と言ったとしてもその利用者からは見えて
いるので、そのような対応は禁止です。
それよりもどうしてこういったことを言われるのかなどの原因を理解することが大切になってきます。
まずは寄り添って
聞こえなくても聞こえても利用者にとってはとても不安な出来事です。それをまず理解しておく必要があります
そして何故なのかの原因はなにかを探ることも忘れずにしておきましょう。ストレスからなのか精神的な病気なの
かを理解することが大切です。そして、介護職員ではできることは限られています。
ですので、医療を使うことも頭に入れて対応し、その出来事などをしっかりと介護記録に残しておきましょう。
残した記録を医師、看護師に伝えて不安の軽減に繋がる方法を模索していくことで利用者抱える問題をスタッフ総
勢で取り組むようにしましょう。
③ 理由はないけど不安になる
これは病気などではなく、ただなにもないけれど不安になることをさします。そういう利用者はなぜかわからない
どうしてなのかもわからないけどムズムズするという表現をされることがあります。そういった方にとっての施設
での生活が原因になっていることがあります。
ここが介護士の出番です。
このパターンの利用者の特徴として、ストレスからくることと日中の運動量が少ないことでの不安が多く見られま
す。
そういった利用者の対処法は介護士にしかできません。それは、日中の運動量を増やす以外ありません。それは
レクリエーションであったり、生活リハビリだったりと本人の日中の運動量を増やすことで解決することが多い
ことが挙げられます。また、日中との利用者間、職員との関わりでも変化します。特に職員に怒られたなどがあ
あると夜間不眠になりやすいと思います。
ですので、職員の教育もしっかりと行っておく必要もあります。
まとめ
夜間帯の不穏には必ずと言っていいほど理由があります。その原因となる理由をしっかりとアセスメントして
利用者にとって、職員にとってお互いにいい関係を作ることで不穏、不安が軽減していきます。
まずは、利用者の為に行動することで職員のも返ってきますし、悪い対応をすればそれも返ってきます。
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