介護では、利用者のアセスメント(情報収集)を行わなければならないことが多くあります。
新人職員によっては、このアセスメントが最初の壁になることがあります。
その理由として、職員一人ひとりが利用者に対しての視点が違ってくることにより
上司や先輩から『この人は〇〇でしょ!』と言われてしまうこともあります。
他者と視点が違うことが悪いわけではありません。
ですが、共有していく情報には、一定の基準がある
わけではないですが、共通の認識としていく必要
があります。
・アセスメントシートの活用方法
・アセスメントとケアプランの関係
・介護過程におけるアセスメント
目次
アセスメントってなあに?
アセスメント【assessment】とは、『評価、評定、査定、鑑定、審査、診断』の意味があります。
介護の業界においては、利用者様がとういった人なのか、どういったこと
を望まれているのかを評価=知ることを指しています。
利用者が要支援者なのか、要介護者なのか、身体状況はどうなのか
生活の環境などの情報を分析し、総合的に判断することを言います。
アセスメントは分析して、その人に
とってなにが必要なのかを判断する
材料になります。
アセスメントシートの活用方法
アセスメントを行う上で「アセスメントシート」を活用することがあります。
アセスメントシートには、利用者の情報(要支援・要介護、身体状況の有無)
などその人が抱えている問題、原因を明確にする為、チェック項目として
記されています。
最低限必要な項目として
【食事】
- 栄養状態
- 食事摂取
- 水分摂取
- 経管栄養の有無
- 食事形態
食事では、最低5つの項目が
必要になるぞ!!
【排泄】
- 日中の排泄状態
- 日中の尿意、便意
- 夜間の排泄状態
- 夜間の尿意、便意
- 尿失禁の有無
- 便失禁の有無
状態はトイレ、ポータブル
おむつ、尿器など、なにを
使用しているかになるぞ!
【口腔】
- 入れ歯の状況
- 口臭の有無
最低限は入れ歯の有無
口臭の有無があるけど
それ以外にも現在治療している
箇所の有無も必要になるぞ!
【本人の希望】
本人の希望は、介護を行うにあたりとても重要になります。
ケアプランに反映することができます。
本人が言える場合はいいですが、自ら言えない場合には、
介護者側はしっかりと意見をくみ取る必要があります。
プラン以外にもカンファレンスなど
本人がどう思っているかを知ること
でよりその利用者にとってよりよい
支援を提供することが出来ます。
【ご家族の希望】
ケアプランの中にご家族の希望がありますが、実情家族の要望でケアプランが偏ることもあります。
本来であれば、家族の希望は参考程度に収める必要がありますが、
近年モンスターチルドレンが多くなっていることが問題になってきています。
家族の要望も大事だが、利用者の
希望を尊重するようにしてください。
アセスメントとケアプランの関係
上記でもケアプランに使用することが出来ると何度も出てきましたが、なぜケアプランに反映させなければ
ならないのかと言いますと、ケアプランは利用者の要望であったり、身体機能、精神状態によっても
変更していきます。
それは、ケアプランは利用者が将来行えれる、継続することが出来ることなどをケアプランに入れます。
その為、現在の状態を理解しておく必要があります。
ケアプランはその人がどのように生活
したいかを目標を立てるものになります。
最後に
アセスメントはケアプランの為だけに行うものではありませんが、とても重要になることは分かったと思います。
ですが、それだけではありません。
アセスメントは利用者の状態を知り、身体介助を行う上でもとても大切なことです。
情報が全くない状態よりあった方が、ずぐに対応ができるよになります。
その為、利用者のアセスメントは必須と言われています
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