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【介護】アロマ療法(アロマセラピー)って知ってる?脳への刺激で認知予防!
認知症の高齢者にはさまざまなアプローチをして、認知症の予防を実践している施設や家族がいますが、その中でも、今回はアロマ療法についてご説明していきます。
アロマは手軽で行える民間的療法なので、「誰にでもできる」「すぐに出来る」ことでお手軽に出来ることもあって、人気のあるアロマセラピーなので、病院や介護施設で導入されている場所が多くあります。
今回は、アロマオイルが認知症に与える効果と使い方についてまとめてみました。
物忘れと嗅覚との関係性
認知症の症状の中で、約68%はアルツハイマー型認知症と言われています。
アルツハイマー型認知症の初期症状として代表的なものに物忘れ(記憶力)、考えがまとまらない(思考力)が優先して症状が出ると思われていますが、たしかにこれらの症状もありますが、意外にも嗅覚の障害が先に現れることが多くあります。その為、物忘れの症状が出る前に、嗅覚への刺激を与えることで、認知症の予防に繋がる可能性があるといわれています。
香りの情報は、鼻から神経を通って脳へ運ばれていきます。運ばれた情報は一部「海馬」という部位に運ばれ、記憶に残るとされています。
海馬は記憶をする箇所なので、昔のドラマなので、「懐かしい匂いがする」など記憶との関係性は高いと言えるでしょう。
その海馬を刺激することで、記憶力の活性化する可能性があります。
認知症予防に効果が見込めるアロマオイルとは
アロマ療法で使うアロマオイルはなんでもいい訳ではありません。
匂いにはさまざまな効果のあるアロマがあり、朝に行って眠ってしまったり、逆に夜に行って目が覚めてしまったりしては昼夜逆転になってしまうので注意が必要です。
主に認知症に効果が見込めるアロマとしては次の通りです。
・ローズマリー…精神の高揚など、活気、自信、自己実現に向けて行動できる強さを与える
・レモン …頭をすっきりさせたりリフレッシュの働きと集中力、記憶力、理解力高める効果もあるとされています。
・ラベンダー …自律神経のバランスと整え、ストレス、怒りなどの不安を癒し、リラックスさせる効果があります。安眠効果があることで有名で寝る前によく使用され ます。
・オレンジ …リラックス効果、不安や緊張、ストレスなどから解放され前向きになれる効 果があるとされています。また、安眠を促す精油としても使われます。
朝はローズマリーとレモンを使い、気持ちを高め、レモンのサッパリとした香りで気持ちを高め、記憶力、集中力を高める効果を得ることをお勧めします。
夜はラベンダーとオレンジを使い、安眠効果を得られる2つに心を穏やかにして、リラックス効果があるオレンジで緊張を和らげる効果を得ることをお勧めします。
アロマディヒューザー・アロマポッドで空間に香りと使い方
最も一般的なのがアロマディヒューザーとアロマポッドを使って香りを楽しむ方法です。
アロマディヒューザーは本体に水を入れた後、その中にアロマを数滴たらして使うものです。
超音波式の加湿器によく似ています。
アロマポッドは上部にある受け皿に水を入れ、アロマを数滴垂らし、下部にあるキャンドルに火をつけてオイルが温まり、揮発させて使用します。
機械や、アロマポッドの大きさ、部屋の広さで敵数は変わってるので、少ない量からするといいぞ!
目安は、朝のローズマリー、レモンは2対1 ・ラベンダーとオレンジは2対1がお勧め!
アロママッサージを行う
アロマを使ったアロママッサージは効果的と言えます。
少し手間がかかりますが、香りを楽しめるだけでなく、実際に触れ合うことでの安心感やコミュニケーションが取れる点は他にないものがあります。また、マッサージを行うので、血流が良くなることもいいと言えます。アロマオイルの原液では使えないので、キャリアオイルと呼ばれるものと混ぜて使ったりします。特に、コミュニケーションを取れることで、安心感絶大ではないでしょうか
アロマテラピーが人気になってきているので、アロマオイルと使った介護リハビリセラピストなども出てきました。
日本介護リハビリセラピスト協会 介護リハビリセラピスト通信講座
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