介護業界でよく耳にする言葉で『ADL』『IADL』という言葉があります。
介護の業界では、一般的に使われている言葉ですが、その言葉をしっかりと
理解している職員は多くありません。
言葉を知っているだけで、言葉の意味を理解していなかったり、間違ったことを
覚えていることもあります。
てっさん
介護現場でよく使っているけど
きちんと意味を理解している職員
は少ない気がするぞ!!
この記事を読むことで以下のことが分かります。
1 ADLとはなにか
2 高齢者のADL
3 IADLとはなにか
4 高齢者のIADL
その結果習得できる情報
てっさん
詳しくは下へスクロール!!
目次
ADLってなあに?
ADL(日常生活動作)とは、普段の生活で行っている行為・行動を言います。
種類として、
食事が食べれるか
排泄は自ら行えれるか
移動、移乗は自ら行えるか
整容を行うことができるか
入浴を自ら入れるか
などの5つが主になっています。
日常生活を送る上で、最低限必要になってくる基本的な行動を指しています。
例えば、生活を送る上で私たちが当たり前に行っている習慣、行為、行動のことになります。
しかし、高齢になるにつれて出来ること、出来ないことがどうしても増えてきてしまいます。
その為、介護を行う視点から言うとADLがしっかりと行えるかどうかで介護を必要としているか、
自らの力で行うことが出来るかの1つの判断基準となります。
てっさん
ADLは日常生活の基本的行動が
自ら行えるか、できること出来ない
ことを把握し、介護が必要かどうかの
判断材料になると覚えておきましょう。
高齢者のADLを理解しよう。
私たちは、日常の生活を送る為に当たり前に行っていることが、高齢者にとっては、困難で難しいことも
あることを覚えておきましょう。
それは、認知症の症状であったり、身体機能の低下によって自らしたくても出来ないこともあります。
そして、介護が必要な方、必要でない方をしっかりと判断することも
大切になります。
ADLがしっかりと行えている方にたいして、介護の必要がないと考えることが出来ます。
高齢者のADLをひとつずつ観察していくと『行えて介護が必要ないこと』と『行えないで介護が必要なこと』
が出てきます。
それは、毎日の利用者の体調、気分でも『昨日は出来た』ことが『今日は出来なくなっている』と言ったこともあります。
頻繁に出来ない状態が続くような場合には、介護の必要になる場合もあります。
てっさん
高齢者のADLは日々変化していく。
出来ないことが続く時には、介護が
必要になってきている証拠!!
IADLってなあに?
ADL(手段的日常生活動作)とは、ADLよりももっと複雑な行動や行為を言います。
物事の行動を考えながら行うことが多くあります。
種類として
買い物を行うことができるか
洗濯を行うことができるか
掃除を行うことができるか
家事全般が行うことができるか
金銭管理が行うことができるか
お薬管理が行うことができるか
移動方法に車などの乗り物を使用する
などこの上のように複雑でより難しくなっていると思います。
てっさん
IADLは考えて行動する
内容が多いぞ!!
しかしIADLは毎日必行うものばかりではありません。
そして、『出来る』けど『しない』っといった方もいます。
認知症の症状の初期、身体機能低下の初期では、できない
と言い切れないこともあるので、普段の生活、行動、行為をしっかりと
観察することが重要になります。
高齢者のIADLを理解しよう。
高齢者が自立した生活を送ることが出来るかの判断基準になるIADLですが、
毎日行うものではなく、人によっては、出来るけどやらない
こともあります。
そして、特に高齢になるにつれ、出来ることもしたくないと思いやらないケースもあります。
その為、『出来る』『出来ない』のみの判断ではなく、出来る可能性も
判断基準として入れることも必要だとされています。
てっさん
出来る出来ないだけではなく、
出来る可能性も入れて判断し
支援をしていくことも大切!!
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